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奥志賀の宿

日常のこと

2021/05/13残雪を感じてみよう。

ほんの10日前の奥志賀高原スキー場では、春の残雪を求め大勢の方々で賑わっていました。駐車場もほぼ満車で、久しぶりに眺める光景にワクワクしました。そして10日が経過しました。コース上にある残雪がその役目を終え、どこか荒涼とした周辺に寂しさを感じますが、一方で奥志賀の遅い春がようやくスタートしていました。昨年のこの時分、コロナ禍におけるステイホーム期間中で、娘と広大なエリアの散歩に明け暮れたのが記憶に新しいです。小学校に入学した愛娘は早速スマホで自撮りに勤しみ、楽しかったスキーの想い出話を披露してくれました。(ピンク色のnewスキー板=休まず元気に登校する約束をこの場で。。。)


さて、6月に入るとここエリアは長野県の県花である竜胆(リンドウ)が芽を出し始めます。第一ゲレンデにはその散策路となる小さな遊歩道が整備され、名前はリンドウの丘になります。また真夏になると麓との気温差が10度を超え、冷涼を求めた地元の方々のお散歩コースなんかとして人気を誇るんです。簡易テントやハンモックを広げ昼寝したり読書したり、それぞれのスローな時間を楽しまれる方も多くなります。テゾーロでは今年もハンモック、お昼寝テントの設営をします。


写真奥のテゾーロ、分かりますか?ここはダイニングルームからも眺めれられるエリアで、この時期にしか出会えない雪解けからの川が現れ、そして「ヤマアカガエル」の産卵エリアともなります。今年の冬眠明けはすこーし早かったのかな?まだまだ冷え冷えの中、眠りから覚め、産卵を終えた卵の塊が確認できました。不思議なことにこの一角だけ夏場でも枯渇しないので、孵化しカエルとなり巣立っていきます。この上には(冬場の林間コース周辺)池もあるので、天敵から身を守り、独特な鳴き声でその存在を知らせてくれます。ちなみに長野県では絶滅危惧に指定されてませんが、一部の他県では指定を受けています。


ゼリー状の卵が浮き出ています。天敵に食べられないよう考えたのか、愛娘は周辺を落ち葉で隠していました。学校から戻ってここを確認しに出かけるのが日課です。来週以降雨が多くなりそうなので少し安心ですね。名前も付いてない自然の川へ、これから産卵するカエルたちも訪れます。たくさんのオタマジャクシを今年も見せて欲しいと心の底から願います。


大勢の皆さまが行き来された階段下に、ほんのちょっぴりだけ「残雪」があります。昨年10月24日の初雪、この日はジャズライブ真っ只中の晩でした。そして12月中旬に大雪が重なり、ここ階段下も雪が根付きました。このデッキ下でもヤマアカガエルが冬眠から覚め、今はどこかへ旅に出ているはずです。テゾーロのグリーンシーズンは、コノハズクや野鳥の鳴き声も盛んになる7月からスタートします。今年も奥志賀界隈の鳴き声(さまざまな音)に、期待を寄せるこの頃です。でももう少しだけの間、残雪を楽しみたいと思います。

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