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宿づくりのこと
2022/09/19ユニバーサルツーリズム宣言。
2022’/2023’ウインターシーズン詳細のお知らせを前にご報告です。
奥志賀に移住をし7年目のウインターシーズンを迎える私たちは、これまで本当に大勢の皆さまに支えられながら宿泊業を営んで参りました。コツコツ積み重ねてきた貴重な経験の数々に、多くの出会いから学んだ大切なことの数々、本当に感謝してます。さてそんな感謝の想いが詰まった追い風に乗らせていただき、この度、長野県&信州大学が共同開講する「長野県ユニバーサルツーリズム実務人材育成講座・ユニバーサルフィールドコンシェルジュ養成講座」に参加していることをご報告させていただきます。
今年7月8日、信州大学松本キャンパスで開講した講座の中身は「インクルーシブ野外活動指導員養成講座・IOI養成講座」と、「ユニバーサルフィールド・コンシェルジュ養成講座:UFC養成講座」に分かれます。私たちテゾーロ奥志賀は後者UFC養成講座に夫婦で参加し、この時点で3回の講座(内1回は実務講座)を終了しました。飯山市の森の家ではアウトドア車椅子の扱い方を習得しました。また地元奥志賀をフィールドとする企画商品開発のプレゼンも行い、来年3月まで実践的且つ実務に即した講座が続きます。
ここでUFCを紹介します。UFCとはUniversal Field Conciergeの略で、定義として「障害の有無や年齢を問わず、バリアフリー環境整備が困難な自然環境化で障がい者とその家族や友人が共に自然を楽しめるものとするために専門的な知識を習得し、ユニバーサルフィールドツアーに関わる旅行商品の企画、観光事業者へのアドバイス、また観光事業者と旅行者のコーディネートに対応できる信州大学が実施するUFC養成講座の修了生」(UFC養成講座テキストより引用)とされてます。
そんな私たちは観光事業者の従業員ではありません。奥志賀にある小さな宿屋の運営者としてこれからのUFCを担える人物像とは?、そんなイメージを積み重ねながらの取り組みが今スタートしたばかりです。これまでの講座を振り返り大切だと痛感したものは、専門的知識の習得や道具の取扱いはもちろん、独自の視点や観点、感性と情熱、それを集約する企画力や行動力即ちPDCAが大切と感じたことに尽きます。また歳を重ねるごと、いろいろなことや出来事に磨きを掛けていきたいと真摯に思ったこともそのひとつに他なりません。
そして講座参加を通じ「小さな一歩」を踏み出した新計画があります。
それはこのtopicsでも度々登場する小布施町・冨岡建設さんの知恵と技術と時間をお借りし、車椅子を利用される方がお越しになってもある程度の人手で解決でき得る、そんな室内の小工事に引き続き取り掛かることです。先冬シーズンまでラージトリプルだった部屋(101号室)は、次冬シーズンよりコネクティングファミリールーム(4ベッド)として生まれ変わります。寝室とリングが独立した様式でこれより先、例えば車椅子の方がお見えになる場合は優先的にこちらのお部屋をご案内させて頂きます。トリプルはこれまで洋室ファミリー(203号室)として活躍してくれた部屋へアップデートした流れで移動となります。ご期待ください。
最後になりますが、UFCを志した理由は3つあります。それはこれまで車椅子や障害のある方からのご予約を積極的に受け入れる勇気が持てず、これから先少しずつその固定観念を崩壊させ、そこで生まれる新しい文化や価値観を創り上げていきたいと思うこと。次にこれまで育んできた私たちなりの人生経験や実務経験を、奥志賀発ユニバーサルツーリズムに置き換え、テゾーロ奥志賀の空間がイロイロな人々で賑わいを見せる幸せで暖かい空間を創りたいと素直に考えていること。最後、宿屋として社会に貢献したい、想いです。
さて、連日ウインターシーズンのお問い合わせをありがとうございます。公式なお知らせが行き届かずお待たせをし申し訳ありません。今週末には整いますので今しばらくお待ちください。客室数8にも満たない小さな宿屋だからこその愉しみをご提供できるよう、今年もその取り組みを継続して参りたいと思います。よろしくお願いします。
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